こんにちは、MIO webデザインです。
以前諸事情でドメイン移管をしたんですが(過去記事『お名前.comから エックスサーバーにドメイン移管する方法』参照)、それに伴ってWordPressも引越ししなくてはならなくなりました。
今回はエックスサーバーへのWordPressの引越し方法を、作業メモとして書いていきたいと思います!
WordPressファイルを全てダウンロード
まずはFTPなどで現在のサーバーにアクセスし、WordPressデータを全てダウンロードしましょう。
データはpublic_htmlフォルダの中に入っています。ファイル数が多いので、保存時にデータを見失わないようにだけ注意しましょう。

データベース情報をエクスポート
次に、現在のサーバーのphpMyAdminにログインし、データベース情報をエクスポートしましょう。
エクスポートとは、他のアプリケーションで使用できるように、データを書き出すこと
まずはphpMyAdminにアクセスしましょう。

phpMyAdminにアクセスするためにはユーザー名とパスワードが必要です。
ログイン情報は、ダウンロードしたWordPressデータのwp-config.phpに記述されています。wp-config.phpを開き、28〜38行目あたりに『データベース名』『ユーザー名』『パスワード』『ホスト名』があります。この中の『ユーザー名』と『パスワード名』が、phpMyAdminのログイン情報です。
アクセスできない場合は、こちらをお確かめください。

phpMyAdminへアクセスできたら、左側のサイドバーから、wp-config.phpに記載されていたデータベース名をクリックしてください。
次にエクスポートをクリックし、フォーマットが『SQL』になっている事を確認して『実行』をクリックしましょう。すると拡張子がsqlのファイルがダウンロードされます。

引越し先のサーバーでデータベースを作成
WordPressのデータ・データベース情報をそれぞれダウンロードできたら、引越し先での作業に移ります。
まずはサーバーパネルにログインし『データベース』の『MySQL設定』をクリック。

『MySQL追加』を選択し、新たにデータベースを作成します。データベース名は任意のもので構いませんが、わかりやすい名前にしておきましょう。

MySQLユーザの作成
先ほど作ったデータベースにアクセスできるユーザーを作成します。
『MySQLユーザ追加』タブを選択して、新しいユーザーを作成してください。

ユーザーを作成できたら、次に『MySQL一覧』を選択してください。
先ほど作成したデータベースがあると思います。その行の『アクセス権未所有ユーザ』の項目で、たった今作成したユーザーを選び、『追加』をクリックしてください。

すると『アクセス権所有ユーザ』の項目に、作ったばかりのユーザーが表示されます。それが確認できたらここでの作業は終了です。

データベース情報をインポート
作成したばかりのユーザー情報でphpMyAdminにアクセスしましょう。
すると左側のサイドバーに、先ほど作ったデータベース名があると思います。それをクリックし、『インポート』タブを選択してください。
次に『アップロードファイル』の項目の部分で、ダウンロードしたsqlファイルを選択し、『実行』をクリック。

無事データベース情報がインポートされれば、データベースの引越しは完了です。
WordPressファイルの設置
では最後に、新しいサーバーにWordPressファイルを設置しましょう。
FTPを使ってサーバーにアクセスし、引越し先のドメインのpublic_html内に、ダウンロードしていたWordPressファイルを全て設置してください。

これで完了ではありません!
wp-config.phpを少し修正しなければなりません。
編集するのは28-38行目の一部分だけです。
/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', '作成したデータベース名');
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', '作成したユーザー名');
/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', '作成したユーザーのパスワード');
/** MySQL のホスト名 */
define('DB_HOST', ‘MySQLのホスト名’);
最後のホスト名は、サーバーパネルの『MySQL設定』→『MySQL一覧』で確認できます。
wp-config.phpが修正できたら、WordPressの引越しは完了です。
もしトップページ以外表示されなかったら
WordPressの引越しが完了しても、トップページ以外404エラーでアクセスできないという不具合があります。
もしこのような事態に陥ったら、サーバーパネルの『ホームページ』→『.htaccess編集』に移動してください。

そして『.htaccess編集』タブをクリックし、以下のコードを追加してください。
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
これで404エラーはなくなったと思います!
まとめ
エックスサーバー にWordPressを引越しする手順は以下の通りです。
- FTPソフトなどで、移管元のWordPressファイルを全てダウンロード
- 移管元のデータベース情報をエクスポート
- 引越し先ののエックスサーバーにて、データベースとユーザーを作成
- 作成したデータベースに、WordPressのデータベース情報をインポート
- 新サーバーにWordPressファイルを全て設置
- wp_conf.phpを編集
- .htaccessを編集
WordPressの引越し作業は、phpMyAdminを触ったりデータベースを作成したりと、いろいろ面倒です。
「あれ? どうやってWordPressの引越しやってたっけ?」という方の参考になれたらと思います!
それではお疲れ様でした!